研究課題
基盤研究(C)
対象を2007-2014年の244剖検例[性別:男147例/女97例,年齢:0-96歳,平均61.6歳 ± 18.9(SD),死後経過時間:7-504時間,平均63時間 ± 57.9 (SD)]として,側脳室前角上衣下損傷(SEI)の発生状況を病理組織学的に調査した.その結果,SEIは主として前後方向への強い回転加速度に伴って生じている可能性が示唆され,また高度の頭蓋内損傷であっても直線的加速度ではSEIがみられず,頭部に外傷がみられない場合にはSEIがみられないことが示された.
法医学