研究課題
APP×ob/obマウスの生育不全及び認知機能が不安定であったことから研究に使えないことが判明した。これにより研究計画を大幅に修正することになった。まずは認知症モデルマウスを画定するためにAPPマウス単独での研究を行った。これにより認知機能そのものは安定したので、脳内のRA系(Ang II, Ang 1-7, Ang IV)を測定した。これにより脳内RA系のバランスを完成させた。また、文献的な考察を加えて、Reviewを執筆した(Ohishi M, Yamamoto K, Rakugi H. Angiotensin (1-7) and other peptides. Current Pharmaceutical Design 2013; 19: 3060-3064.)。世界中でも脳内AngIVの研究が行われており、我々の予想に沿った成果が出ていることを確認してreviewに追記している。
4: 遅れている
上記に記載したがAPP×ob/obマウスの生育不全と認知機能の不安定さが最大の問題である。生育不全を解消するためにAPP単独を使用することにして現在研究を行っている。
APP単独では認知機能の進行が遅いが、脳内AngIV-IRAP系の活性変化と認知機能との関連をまず確定して、その後にARBを用いた治療へと進んでいく予定である。
該当なし
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)
Diabetes
巻: 62(1) ページ: 223-233
Current Pharmaceutical Design
巻: 19 ページ: 3060-3064