研究課題/領域番号 |
23590898
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 熊本大学 (2012-2013) 金沢医科大学 (2011) |
研究代表者 |
中島 日出夫 熊本大学, エイズ学研究センター, 客員研究員 (00333394)
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研究分担者 |
元雄 良治 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80210095)
小泉 恵太 金沢大学, 子どものこころ発達研究センター, 准教授 (70377406)
源 利成 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (50239323)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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キーワード | 熱ショック蛋白質 / 癌 / ストレス応答 / 発達障害 / FAM107B (HITS) |
研究概要 |
新規熱ショックタンパク質FAM107B(HITS)の解析を行ったところ、同じ分子ファミリーのFAM107A(TU3A/DRR1)と同様に、HITSも多種の癌で発現が低下し、癌の増殖抑制効果を持っていた。これは熱ショックタンパク質の多くが原がん遺伝子であるのと対照的である。HITSの発現低下は癌の組織型と進行度に特異的であり、腫瘍マーカーとして有用と考えられた。 神経系における作用を調べたところ、HITSは神経軸索の伸張と神経細胞移動に強い抑制効果を持つが、FAM107Aはそれほどでもない事が判明した。 以上、FAM107ファミリー分子は癌と神経の発生/進展に特徴的な働きをしている事がわかった。
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