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2014 年度 実績報告書

インフルエンザにおける麻黄湯の自然免疫賦活作用に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 23590906
研究機関福岡大学

研究代表者

鍋島 茂樹  福岡大学, 医学部, 准教授 (50304796)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワードインフルエンザ / PR8 / 麻黄湯 / 漢方 / オートファジー / エンドサイトーシス
研究実績の概要

麻黄湯によるオートファジー機能強化を介したウイルス感染防御に関して研究を進めてきた。前年度までに、麻黄湯投与により、確かにインフルエンザウイルスの増殖が著明に抑制されることがわかったが、このこととオートファジー機能強化の関連が不明であった。最終年度である平成26年度には、麻黄湯がウイルスの増殖環のどのフェーズでウイルスを抑制しているかをしらべた。麻黄湯は、ウイルス感染から2時間以内、その中でも30分以内のフェーズで強力にウイルスの増殖を抑えていることが、PCRにて確かめられた。麻黄湯は、ウイルスが宿主細胞に吸着するとき、あるいはエンドゾームで脱核する際に、ウイルスの侵入を阻害する可能性が高いことが示唆された。オートファジー機能強化は、直接ウイルス増殖を抑制しているのではなく、アポトーシス抑制の方向に働いている可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 麻黄湯によるEndocytic pathwayを介したインフルエンザ感染防御2014

    • 著者名/発表者名
      鍋島茂樹
    • 学会等名
      第62回日本ウイルス学会学術集会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2014-11-10 – 2014-11-12

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公開日: 2016-06-01  

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