研究課題
基盤研究(C)
ヘリコバクター・ピロリの除菌後に低いながらも胃癌発症のリスクがあることが知られている。本研究ではピロリ除菌成功後患者とピロリ未感染患者の胃粘膜をmiRNAマイクロアレイ法により比較し、いかなるmiRNAの発現異常が除菌成功後にも存在しているかについて検討した。その結果、除菌後胃粘膜においてmiR-155などの発現が未感染者と比較し上昇していた。これらのmiRNAの中には細胞増殖や発癌に関与するとされるものが含まれており、miRNAの発現異常が除菌後胃癌の発症に関与している可能性が示唆された。
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Biochem Biophys Res Commun
巻: 432 ページ: 586-592
10.1016/j.bbrc.2013.02.042