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2013 年度 実施状況報告書

胃腸上皮化生粘膜における腸粘膜上皮幹細胞の発現

研究課題

研究課題/領域番号 23590926
研究機関自治医科大学

研究代表者

横山 健介  自治医科大学, 医学部, 臨床助教 (40598926)

研究分担者 武藤 弘行  自治医科大学, 医学部, 准教授 (50322392)
キーワード幹細胞
研究概要

組織特異的な幹細胞マーカーによる幹細胞の同定が近年急速に進んでいる。胃粘膜の分化異常である腸上皮化生粘膜には転写因子であるCdx2が発現しており、Cdx2を胃粘膜に特異的に発現させることにより腸上皮化生を誘導することができる。腸粘膜上皮の幹細胞マーカーがCdx2によって誘導される腸上皮化生においてどのようになっているのかは興味深い。実際、予備実験では、ヒトの腸上皮化生でもCdx2トランスジェニックマウスの腸上皮化生粘膜でもLgr5、CD133、DCAMKL1が発現していることを確認している。CD133は癌幹細胞マーカーであることも明らかにされており、また、Lgr5も癌幹細胞との関係が報告されている。これらを踏まえ、Cdx2トランスジェニックマウスの腸上皮化生粘膜からの分化型胃癌の発生における癌幹細胞マーカーとの関係も明らかにしていきたい。このことにより、癌幹細胞の増殖・分化制御機構を解明し、再生医療への応用だけでなく新たな癌治療へと結び付けていく基礎になると考えられる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

Lgr5トランスジェニックマウスの作製に予定より時間がかかったため当初の計画より進行が遅れました。

今後の研究の推進方策

Lgr5トランスジェニックマウスも作製されその後の計画を進行させています。

次年度の研究費の使用計画

Lgr5トランスジェニックマウスの作製に時間がかかったため計画が遅れました。
Lgr5トランスジェニックマウスが作製されたため計画を進行させることが可能となりました。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Cyclooxygenase 2 in gastric carcinoma is expressed in doublecortin and CaM kinase-like-1-positive tuft cells.2014

    • 著者名/発表者名
      Mutoh H, Sashikawa M, Sakamoto H, Tateno T
    • 雑誌名

      Gut Liver

      巻: in press ページ: in press

    • DOI

      1

    • 査読あり
  • [雑誌論文] SOX9 Is Highly Expressed in Nonampullary Duodenal Adenoma and Adenocarcinoma in Humans.2013

    • 著者名/発表者名
      Sakamoto H, Mutoh H, Miura Y, Sashikawa M, Yamamoto H, Sugano K
    • 雑誌名

      Gut Liver

      巻: 7 ページ: 513-518

    • DOI

      1

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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