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2013 年度 実績報告書

炎症性腸疾患感受性遺伝子NKX2.3が関与するdisease pathway

研究課題

研究課題/領域番号 23590932
研究機関東北大学

研究代表者

木内 喜孝  東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (20250780)

研究分担者 角田 洋一  東北大学, 大学病院, 助教 (50509205)
キーワード炎症性腸疾患 / NKX2.3 / クローン病 / 潰瘍性大腸炎 / 感受性遺伝子
研究概要

現在ゲノムの約163ケ所に炎症性腸疾患と相関する領域が同定されている。その中でもNKX2.3遺伝子領域のTag SNP(rs10883365)は、人種を超えて炎症性腸疾患との相関が確認され、NKX2.3が有力な炎症性腸疾患の感受性遺伝子候補と考えられている。NKX2.3リスク対立遺伝子は血管内皮において高発現している特徴をもっていることが本申請者らの研究で明らかにされている。そこで転写因子NKX2.3が血管内皮でどのようにして疾患感受性を高めるか(disease pathway)を解析するために、血管内皮細胞における転写因子NKX2.3のターゲット遺伝子群を同定し、NKX2.3が疾患感受性に影響を与えるdisease pathwayを解明することを目的とした。NKX2.3発現ベクター作成を行い、HUVECを不死化したHUVEC CRL-1730を用いて、遺伝子導入実験を行った。遺伝子導入後の12時間後、24時間後の発現を解析した。解析には発現解析用マイクロアレイを使用した。またChIP (chromatin immunoprecipitation)on Chipにてプロモター領域にNKX2.3が結合する遺伝子を同定した。さらにMAdCAM-1遺伝子5’領域をPCRにて増幅しpGL4.11[luc2P] firefly luciferase vector (Promega)に挿入し、プロモーターアッセイを行った。その結果遺伝子導入後の発現解析と、ChIP on Chipi解析にて、inflammatory response, cell proliferationに関与する遺伝子群が同定されてきた。MAdCAM-1遺伝子プロモターアッセイでは、NKX2.3の結合領域を確認することはできなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Modulation of endoplasmic reticulum (ER) stress-induced autophagy by C/EBP homologous protein (CHOP) and inositol-requiring enzyme 1α (IRE1α) in human colon cancer cells.2014

    • 著者名/発表者名
      Shimodaira Y, Takahashi S, Kinouchi Y, et al.
    • 雑誌名

      Biochemical and Biophysical Research Communications

      巻: 445 ページ: 524-533

    • 査読あり
  • [学会発表] Autophagy is induced by ERstress mainly through IRE1alpha in human colon cancer cells and it plays a cytoprotective role.2013

    • 著者名/発表者名
      Shimodaira Y, Takahashi S, Shiga H, Kakuta Y, Kinouchi Y, Shimosegawa T.
    • 学会等名
      21th United European Gastroenterology Week
    • 発表場所
      ドイツ ベルリン
    • 年月日
      20131012-20131016

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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