研究課題
基盤研究(C)
腸管常在菌叢と自然免疫応答は、生体の恒常性維持に重要である。Growth arrest specific gene 6 (Gas6)は、NFkBの活性化を抑制して自然免疫を制御する。AOM/DSSを投与したGas6 ノックアウト(KO)マウス、およびGas6 KO; ApcMinマウスでは、間質の炎症が亢進し、腸腫瘍が多かった。その結果、Gas6をKOした腸腫瘍モデルマウスの生存期間は野生型マウスよりも短縮していた。ヒト大腸癌組織で、Gas6の発現と炎症細胞浸潤は逆相関し、Gas6の低発現群では生存期間が短縮していた。本研究で自然免疫応答の制御による大腸癌治療へ向けた基礎的知見が得られた。
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