研究課題
基盤研究(C)
転移性大腸癌に対する化学療法としてFOLFOX(5-FU, ロイコボリン、オキサリプラチン)療法が広く用いられているが、本研究はがん細胞における特定の領域の染色体異常が効果予測因子となるか否かを検討した。原発巣を切除され、残る転移巣に対しFOLFOX療法を施行した大腸癌18例について、マイクロアレイを用いてDNAコピー数の変化を解析した。第8染色体長碗に異常がなく、第18染色体長碗の欠失を伴う症例ではそれ以外の症例に対し有意に予後が不良であった。異常を伴う染色体数が10以上の症例は明らかに予後が不良であった。複雑な染色体異常を有する症例ではFOLFOX治療後の予後が不良であると考えられた。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件)
PLoS One
巻: 8 ページ: e72312
10.1371/journal.pone.0072312.eCollection2013