研究課題
RORgt GFP/+マウスおよびRORgt KOマウスのnaive T細胞(CD4+CD45RBhigh)をRAG2欠損マウスに移入するadoptive transfer colitisモデルにおいてRORgt 陽性Th17細胞を介したTh1細胞分化経路が存在すること(alternative Th1)を証明し、このalternative Th1が強力な腸炎惹起性を有していること、制御性T細胞がこの経路を抑制することを明らかにした(Sujino et al. Gastroenterology. 2011 Sep;141(3):1014-23.)。さらに従来のclassical Th1細胞もRORgt 陽性細胞存在下で腸炎惹起性を有することも明らかにしつつある(論文準備中)。さらに腸内細菌叢のなかで酪酸産生菌Clostridium butyricumが予想されたTreg細胞でなく腸管マクロファージからのIL-10産生を促すことで強力な腸炎抑制効果を有することも明らかにした。ヒト炎症性腸疾患患者糞便を用いたフローラ解析の結果からもIBD患者でのClostridium butyricumの減少を確認しており臨床応用が期待できる。
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