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2011 年度 実施状況報告書

非アルコール性脂肪肝炎における核内受容体転写共役活性化因子PDIP1の役割

研究課題

研究課題/領域番号 23590959
研究機関群馬大学

研究代表者

佐藤 賢  群馬大学, 医学部, 助教 (40396619)

研究分担者 山崎 勇一  群馬大学, 医学部, 助教 (00582404)
堀口 昇男  群馬大学, 医学部, 助教 (10550022)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード脂質 / 病理学 / 発現制御 / 遺伝子 / 動物
研究概要

1.佐藤哲郎講師からご供与いただいたPDIP1ノックアウトマウスとそのコントロールマウスを繁殖させ、マウスの尾からRNAを抽出し、野生型とノックアウトマウスのプライマーを用いてRT-PCRにてホモかヘテロかphenotypeを確認し、確実にPDIP1ノックアウトマウスの繁殖を行うことに成功した。2.非アルコール性脂肪肝炎を生じさせるために確立された食餌性NASH モデルであるMCD diet (メチオニン・コリン欠乏食)を野生型マウスとPDIP1ノックアウトマウスに同時に投与して経時的に観察を行った。MCD dietに対するコントロール食を用いて2種類の食事に対する2群のマウスで計4群の比較を行った。3.投与開始後4、12週においてPDIP1ノックアウトマウスとコントロールマウスを同時に屠殺し、同時に採血して、肝逸脱酵素(ALT)、脂質(total cholesterol, triglyceride、血糖を測定し比較検討した。4.投与開始後4、12週においてPDIP1ノックアウトマウスとそのコントロールマウスを同時に屠殺し、肝重量/全身体重比を測定し、肝組織で、PDIP1の発現をreal-time PCRで確認した。また組織標本としてHematoxylin-Eosin染色、oil red O染色の陽性面積計測と肝組織脂質定量を行った。12週で屠殺したマウスにおいてSirius red 染色やαSMA染色及び肝組織でのhydroxyprolineの定量を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成23年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)交付申請書に記載した通りのロードマップに沿って実験の遂行が行えており、おおむね順調の進捗状況といえると思われる。

今後の研究の推進方策

交付申請書に記載した通りのロードマップに沿って実験の遂行を行う予定である。現象に対するメカニズムの分析のための研究が主体になると考えられ、in vitroの実験なども考慮していく必要がある。

次年度の研究費の使用計画

上記に記載したロードマップを実現ための遺伝子発現及び蛋白発現の実験や炎症・線維化のマーカーなどの検討を行う。GeneChip Expression解析等も行う予定である。したがってこれらに必要な試薬等の消耗品の購入や解析依頼費用などに使用する。

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公開日: 2013-07-10  

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