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2012 年度 実施状況報告書

非アルコール性脂肪肝炎における核内受容体転写共役活性化因子PDIP1の役割

研究課題

研究課題/領域番号 23590959
研究機関群馬大学

研究代表者

佐藤 賢  群馬大学, 医学部, 助教 (40396619)

研究分担者 山崎 勇一  群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00582404)
堀口 昇男  群馬大学, 医学部, 助教 (10550022)
キーワード脂質 / 病理学 / 発現制御 / 遺伝子 / 動物
研究概要

1.佐藤哲郎講師からご供与いただいたPDIP1ノックアウトマウスとそのコントロールマウスを繁殖させ、マウスの尾からRNAを抽出し、野生型とノックアウトマウスのプライマーを用いてRT-PCRにてホモかヘテロかphenotypeを確認し、確実にPDIP1ノックアウトマウスの繁殖を行うことに成功した。
2.非アルコール性脂肪肝炎を生じさせるために確立された食餌性NASH モデルであるMCD diet (メチオニン・コリン欠乏食)を野生型マウスとPDIP1ノックアウトマウスに同時に投与して経時的に観察を行った。MCD dietに対するコントロール食を用いて2種類の食事に対する2群のマウスで計4群の比較を行った。
3.投与開始後4、12週においてPDIP1ノックアウトマウスとコントロールマウスを同時に屠殺し、同時に採血して、肝逸脱酵素(ALT)、脂質(total cholesterol, triglyceride、血糖を測定し比較検討した。
4.投与開始後4、12週においてPDIP1ノックアウトマウスとそのコントロールマウスを同時に屠殺し、肝重量/全身体重比を測定し、肝組織で、PDIP1の発現をreal-time PCRで確認した。また組織標本としてHematoxylin-Eosin染色、oil red O染色の陽性面積計測と肝組織脂質定量を行った。12週で屠殺したマウスにおいてSirius red 染色やαSMA染色及び肝組織でのhydroxyprolineの定量を行った。
5.肝線維化マーカー遺伝子の発現をreal-time PCRで確認した。また炎症性サイトカインのreal-time PCRや免疫染色を行った。肝組織で酸化ストレスマーカーも検討した。
6.不死化肝星細胞LX-2においてPDIP1を過剰発現させ検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成24年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)交付申請書に記載した通りのロードマップに沿って実験の遂行が行えており、おおむね順調の進捗状況といえると思われる。

今後の研究の推進方策

交付申請書に記載した通りのロードマップに沿って実験の遂行を行う予定である。現象に対するメカニズムの分析のための研究を継続し、in vitroの実験もさらに進めていく。

次年度の研究費の使用計画

平成24年度分を計画通り使用したが、約14万円残額が出て、平成25年度分を併せて、追加実験のためのマウス購入などに費用を充てる予定である。

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公開日: 2014-07-24  

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