研究課題
基盤研究(C)
まず肝癌細胞株(PLC/PRF/5)でのHBx遺伝子の組み込みをFISH法で調べたところ、複数の染色体に組み込みがあることが判明した。組み込みの網羅的解析のために次世代シークエンサーを用いて解析を行ったところ、11本の染色体上にHBVの組み込みがあることが判明した。このうち第5染色体上への組み込みはhTERTのプロモーター部位に認められた。さらに組み込み部位近傍でのメチル化の検討を行ったところ全般に低下していた。次いで肝細胞癌患者の切除検体を用いて同様の検討を行った。SLC6A13, FN1など複数の遺伝子にHBVの組み込みが認められた。
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St. Marianna Universirty Journal
巻: 3 ページ: 63-72