自己免疫性肝炎と原発性胆汁性肝硬変患者におけるHLAの解析を行い、自己免疫性肝炎ではHLA-DRB1*04:05-DQB1*04:01とDRB1*15:01-DQB1*06:02ハプロタイプが、原発性胆汁性肝硬変ではDRB1*08:03-DQB1:06:01とDRB1*13:02-DQB1*06:04、DRB1*11:01-DQB1*03:01ハプロタイプが疾患感受性、抵抗性と関連を認めた。 さらに、自己免疫性肝炎では肝癌発生例、肝不全進行例と、原発性胆汁性肝硬変では肝硬変、肝移植症例と関連のあるHLAハプロタイプを確認し、HLAと両疾患の関連性を明らかにした。
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