研究課題
基盤研究(C)
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の進行には腸管内細菌叢、エンドトキシン(Et)が関わっている可能性が考えられている。本研究では肝障害の発症、進展をEt、自然免疫系を介する腸肝相関の観点から捉えようとした。コリン欠乏アミノ酸食投与ラットではNASH類似の線維化が進み、肝内ではEt 受容体Toll-like receptor (TLR) 4、炎症性サイトカインTNF-αの発現が増強し、腸管透過性の亢進、Et体内移行の促進が認められた。抗菌薬による腸管内除菌やウルソデオキシコール酸の投与により、Et、TLR4系は抑制され、線維化は軽減した。ヒトNASHでも同様の腸肝相関の重要性が示唆される。
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