研究課題
基盤研究(C)
我々は今までの研究から肝癌が転移しやすい型に変化する際に細胞内骨格の障害が起こるため、ビタミンKの細胞内取り込み障害が起こり、プロトロンビンの代わりにPIVKA-IIが産生されることを報告してきた。今回の研究では、さらに低分化化することによって肝特異的蛋白が産生されない表現型に変化し、肝癌が増大してもPIVKA-IIが産生されないことを肝癌細胞株を用いて証明した。さらに切除前の造影超音波による血流による分化度診断と切除肝癌のPIVKA-II染色が関連することを確認した。これらのことから、PIVKA-IIは単なる肝癌腫瘍マーカーではなく、肝癌の生物学的マーカーになり得ると考えられた。
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