研究課題
基盤研究(C)
自己免疫性膵炎(AIP)や悪性疾患の病態にBAFFが関与している事が示されているが、その役割は不明である。本研究では、AIPおよび膵癌におけるBAFFの役割を明らかにする。膵癌患者の血清・組織および膵癌細胞株を用いた基礎的検討の結果、遠隔転移のある膵癌患者において血清濃度の上昇しているBAFFは、膵癌細胞周囲に浸潤するB細胞から産生され, EMTを介して膵癌の進展に関与していることを見出した。また、AIP患者の組織および血清、AIP類似マウスモデルを用い、BAFFを含む各種サイトカイン・ケモカインについて解析し、Lymphotoxin βがAIPの病態に関わる新しい因子であることを見出した。
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