研究課題/領域番号 |
23591019
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
辻川 知之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (80273407)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | クローン病 / 腸管狭窄 / 線維化マーカー |
研究概要 |
狭窄を伴うクローン病患者さんから血清を採取し、線維化マーカーを測定する予定であったが、患者数が予想より少なく測定に至っていない。ただし、今までの臨床的検討から免疫抑制剤をあらかじめ投与されている患者さんでは再狭窄がし難い可能性が指摘されたため、まず基礎的検討にて免疫抑制剤による大腸筋線維芽細胞の増殖抑制について実験を行った。結果は1.6-MPは大腸MFにおいて、PDGF-BBによる増殖に対して抑制効果を有する。2.定状状態のMFに対しても増殖を有意に抑制する。3.6-MPは大腸MFに対して、TGF-βによるCollagen産生を濃度依存的に抑制するが、大きくは抑制しない。4.定常状態の大腸MFにおいて、6-MPは濃度依存的にCollagenの産生を誘導する。以上より、免疫抑制剤投与が再狭窄予防に働く可能性が示唆されたた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
狭窄を有するクローン病患者が予想よりも少なく、基礎的検討に留まっている
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今後の研究の推進方策 |
狭窄症例だけに限ると検体数が増えないため、狭窄症例の線維化マーカー測定だけでなく、免疫抑制剤服用の有無と線維化マーカーの関連についても検討する
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次年度の研究費の使用計画 |
狭窄拡張を行うクローン病のみならず、免疫抑制剤投与の有無とさらに健常者から血清を採取し、線維化マーカーとしてTGF-β、b-FGF、ラミニン、VEGF、typeIVコラーゲンを測定する。
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