研究課題
NBIやAFIによるサーベイランス内視鏡の症例を集積している。下記の論文をpublishした。新潟大学味岡教授との共同研究も進行している。今後、AFIのサーベイランス内視鏡における有用性をH24年度に投稿すべくデータを解析している。Endoscopic differential diagnosis between ulcerative colitis-associated neoplasia and sporadic neoplasia in surveillance colonoscopy using narrow band imaging. Dig Endosc. 2011 May;23 Suppl 1:143-9.Tri-modal Image Enhanced Endoscopyによる潰瘍性大腸炎サーベイランス内視鏡消化器内視鏡 2011;23:805-810 現在、5mm以下のlow grade dysplasiaを目標に設定できるほどに、NBIによるサーベイランス内視鏡の拾い上げは精度が向上しており、その後の色素拡大内視鏡観察による質的診断能も向上している。こうした長年の症例の蓄積を、上記のAFI投稿後に、データ解析し、投稿予定である。また潰瘍性大腸炎における炎症発ガン病変の認識を、同じ炎症性腸疾患であるクローン病のサーベイランス内視鏡にも応用し、厚生労働省班会議のプロジェクトにも参加予定である。
3: やや遅れている
PDDサーベイランスは、内視鏡機器の提供が途絶え、継続困難となった。
AFIサーベイランスの論文化。その後、NBIサーベイランスの今まで蓄積した全症例を解析する。
欧米でのサーベイランス内視鏡への関心は高く、本邦の高い内視鏡技術への関心も高い。上記計画関連に関する使用の他、欧米の主要な研究者との交流、将来の共同研究を目指し、米国DDWや欧州ECCOなど専門学会にも参加していく。
すべて 2011
すべて 雑誌論文 (2件)
消化器内視鏡
巻: 23 ページ: 805-810
Dig Endosc
巻: 23 Suppl 1 ページ: 143-149
10.1111/j.1443-1661.2011.01135.x.