研究課題
基盤研究(C)
急性冠症候群の亜急性期に過度のQT延長をきたし多形性心室頻拍(ACS-TdP)を発症した4例中2例にKCNQ1 G643S多型を同定した。本多型は、アジア人で比較的多く認める(約6%)が、徐脈や低カリウム血症時にはTdP発症リスクを上昇させ、ACS-TdPとの関連が示唆された。また、冠攣縮性狭心症にともない致死性不整脈を発症した8例中3例にSCN5A R1193Q、SCN5A H558R/L1988R、KCNH2 P10S/SCN5A H558R多型を同定した。本研究から、日本人における虚血性心疾患にともなう致死性不整脈の発症には、他人種とは異なる遺伝的基盤の関与が示唆された。
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