研究課題
基盤研究(C)
レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS系)は、高血圧や心肥大の病態に関与している。RAAS系の酵素であるレニンは、腎臓で産生され血漿中に分泌されるが、心筋では非分泌型レニンのみが産生される。我々は、糖尿病心筋では、虚血時に細胞質とミトコンドリアで細胞内レニンの発現が増加していること、この細胞内レニンはミトコンドリアの機能を保つように働くことで、心筋を保護する役割を果たすことを示した。これらの結果は、従来のRAAS系を介した経路とは異なる、細胞内レニンの新しい作用機構を明らかにするとともに、心筋虚血に対する新しい治療法の確立にも役立つものと考えられる。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (6件) 学会発表 (7件)
Magnetic Resonance Imaging
巻: Vol. 32 ページ: pp 118–124
Circ J
巻: Vol. 78 ページ: pp1206-1215
Exp Cell Res
巻: Vol. 319 ページ: pp 955-966
Heart Vessels
巻: Vol. 28 ページ: pp 620-625
Nitric Oxide
巻: Vol. 26 ページ: pp.95-101
Heart and Vessels
巻: Vol. 26 ページ: pp 465-472