研究課題
急性心筋梗塞後心臓リモデリングとヘパリンコファクターIIとの関係について検討するため、①急性心筋梗塞で入院し再灌流療法を実施した症例を対象にした心臓MRI検査による各種心機能指標の解析、②急性心筋梗塞症例における血漿ヘパリンコファクターII活性の検討を行った。急性心筋梗塞で入院し再灌流療法を実施した症例を対象にした心臓MRI検査による各種発症後24時間以内に再灌流療法を受けた急性心筋梗塞28症例(平均年齢60歳、男性 2例)を対象に血漿ヘパリンコファクターII(HCII)活性を測定した。28症例のHCII活性は平均104%(43~141%)であり、年齢とHCII活性の間に優位な相関関係は認めなかった。心筋梗塞発症当日と約7日後の比較ではHCII活性に差は認めなかった。しかし心筋梗塞発症後に血漿ヘパリンコファクターII活性が低下する症例と、増加する症例が存在した。28症例中22例において対して心筋梗塞発症後1週間以内に心臓MRI検査を行い、更に17症例において発症後3~6ヶ月後の慢性期に心臓MRI検査を再検し、各種心機能指標の解析を行っている。左室拡張末期容積の増大ならびに左室駆出率低下などの左室リモデリングを来している症例が存在しており、今後、急性期のHCII活性および変動との関わりについて統計解析を行う。
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