研究課題
基盤研究(C)
急性心筋梗塞に対する再灌流療法は急性期死亡率の劇的な減少をもたらす。しかしながら慢性期の心臓リモデリングは心機能の低下を来たし心不全の発症を招く。ヘパリンコファクターIIは組織内のトロンビン作用を選択的に阻害することにより多面的作用を発揮する。今回、急性心筋梗塞後心臓リモデリングに対するヘパリンコファクターIIの果たす役割に関して検討した。再灌流療法を施行した急性心筋梗塞症例において血漿ヘパリンコファクター活性90%以上の症例は慢性期に有意に左室拡張末期容積は縮小した。今回の検討によりヘパリンコファクターIIは急性心筋梗塞に対して抗リモデリング作用を発揮する可能性が示唆された。
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