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2011 年度 実施状況報告書

日本人における心血管疾患の発症リスクスコアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23591059
研究機関岩手医科大学

研究代表者

中村 元行  岩手医科大学, 医学部, 教授 (40172449)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード心不全 / 心筋梗塞 / 突然死 / コホ-ト / リスク / 予測
研究概要

当研究助成を受けて平成18年度から続けているコホ-トの追跡調査を継続した。つまり、当該地域の入院施設のある全一般病院(6施設)において心筋梗塞(MONICA基準)、脳卒中(WHO-MONICA基準)、心不全 (Framingham基準)の地域発症登録調査を実施する。上記の6病院のうち3病院(二戸病院、久慈病院、宮古病院)にリサ-チナ-スを配置し、定期的に当該科のカルテを調査し、診断基準にのっとり登録を行った。研究の問題点を解消する目的で定期的(2ヶ月ごと)に全体会議を開催し、研究上の問題点を議論した。また、医療施設のみを対象とした調査では施設外での突然死を把握できないため、それを捕捉登録する目的で、厚生省統計局に対象地域での人口動態資料の2次利用申請をおこなった。院外での突然死(IC10コード; I20-I25, I46, I49.0, I50, R96, R98)の発症状況を調査し、厚生省統計局から得られた人口動態調査死亡票の事件番号を元に各保健所において死亡小票を閲覧し、突然死に関してのリストを作成した。得られたデータリストは厳重に管理を行なって、突然死の死因判定は連携研究者等で構成する死因判定会議で決定した。 一方、今までの研究実績を元に以下の2つの論文を公表した(論文の欄参照)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究対象地域の病院の6箇所のうち3箇所では定期的に登録を実施してきた。この3箇所は患者数が多数である。また、残りの3病院は小規模であり、過去の件数から考えると、今年度のデ-タ収集で間に合うものと思われる。

今後の研究の推進方策

今までとおりの精度を保ちつつ心不全、心筋梗塞、突然死の調査登録を実施する。各病院へ配置するリサ-チナ-スに対しても指導を行い、不明な点を早期に解決し、悉皆性の高い登録を目指す。

次年度の研究費の使用計画

当研究助成を受けて平成18年度から続けているコホ-トの追跡調査を平成23年度と同様に平成24年度も継続する。また、同時に突然死(院外死亡)を調査するために厚生労働省へ人口動態調査死亡統計および死亡小票の閲覧を再度申請し、デ-タを更新する。それにより、突然死の死因の推定を行い精度の高い追跡結果を得る予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Sex-specific threshold levels of plasma B-type2011

    • 著者名/発表者名
      Nakamura M, Tanaka F, Takahashi T, et al.
    • 雑誌名

      Am J Cardiol.

      巻: 108 ページ: 1564-9.

    • DOI

      PMID: 21871591

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Serum C-reactive protein levels and death and cardiovascular events in2011

    • 著者名/発表者名
      Koeda Y, Nakamura M, Tanaka F,
    • 雑誌名

      Int Heart J.

      巻: 52 ページ: 180-4.

    • DOI

      PMID: 21646742

    • 査読あり

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公開日: 2013-07-10  

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