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心不全における心筋リモデリングでは、一過性外向きカリウムチャンネル(Ito)発現低下による活動電位の延長を来し、さらに細胞内カルシウム過負荷による心筋傷害を引き起こして心不全を悪化する。本研究では、活動電位を正常化して心筋の逆リモデリングを誘導することを目的とした。過去の研究で十分なIto発現の誘導ができなかったため、今回の研究では、Kv1.3+Kir2.1を移入した線維芽細胞を心筋に移植する方法を採った。線維芽細胞は心筋と電気的に結合し活動電位を正常化してカルシウム過負荷を防止する。本研究では、線維芽細胞でKir2.1の移入が安定せず、目標の線維芽細胞を完成できない段階で研究期間が終了した。
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