研究課題
基盤研究(C)
1984年から2010年までの冠インターベンションの背景因子と長期予後、予後規定因子を時代別に比較した。総計3831名が対象で、それぞれ時代における患者数は1147名、1180名、1504名であった。背景因子を比較すると第三期患者が有意に高齢で、糖尿病と高血圧患者は第一期時代に有意に少なかった。また第一期に比べ第二期では34%、第三期では56%有意にイベントは減少した。また予後予測因子として年齢、急性冠症候群、左室機能低下、第一期のPCIなどが関与していた。この26年間にPCIにおいて患者背景因子は悪くなっているが、イベントは減少傾向にあった。
内科