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2011 年度 実施状況報告書

臓器障害進展予測指標としての脈波解析指標の有用性の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23591065
研究機関東京医科大学

研究代表者

冨山 博史  東京医科大学, 医学部, 教授 (90266289)

研究分担者 山科 章  東京医科大学, 医学部, 教授 (60317831)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードarterial stiffness / central bloood pressure / renal function
研究概要

初年度である平成23年度は、データの収集を実施した。データ収集(採血、脈波速度・脈波解析)が平成23年5月から8月で実施された。平成20年度に2476名の健康診査受診者に血清CystatinC濃度、脈波解析・脈波速度の測定が実施されていた。このうち2258例において平成23年度に脈波速度、脈波解析、血清CystatinC濃度の再度測定が実施された。現在、平成20年度データと平成23年度のデータのEXCELシートへの入力は終了した。この2258例についてデータ解析を実施中であり、平成24年度にはデータ解析が終了する予定である。解析目的は、脈波速度、脈波解析の指標(augmentation index/中心血圧)のいずれが血清CystatinC濃度で評価される3年間の腎機能障害進展の予測に有用な予測指標であるかを検討することである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成23年度はデータ収集の計画であった。平成20年度に脈波解析・脈波速度測定、血清CystatinC濃度が測定されたのは2476例であり、このうち平成23年度は2258例で脈波解析・脈波速度測定、血清CystatinC濃度が測定可能であった。追跡成功率91%であり、良好な追跡研究が実施でき、データの収集が終了できた。

今後の研究の推進方策

平成24年度はデータ解析を実施し、成果報告のための論文作成を行う。

次年度の研究費の使用計画

論文作成の情報収集のため、日本高血圧学会、日本循環器病学会に参加予定である。また、米国にて現在進行中の Chronic Renal Insufficiency Cohort (CRIC) study( Am J Hypertens. 2010 Mar;23(3):282-9)と共同研究が実施可能であるか、CRIC研究の主任研究者であるペンシルバニア大学Townsend教授と討議中である。平成24年6月にTownsend教授が来日されるので、同時期にデータ解析結果の評価、共同研究の可否について討議する予定である。その討議の状況によっては、再度、平成24年11月に米国ロサンゼルスで開催されるAmerican Heart Association年次集会にて情報交換の予定である。また、論文は英文にて国際ジャーナルに投稿を予定しており、英文校正の経費が必要である。

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公開日: 2013-07-10  

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