研究課題
基盤研究(C)
ミトコンドリア転写因子A(TFAM)の過剰発現マウスは心筋梗塞後のミトコンドリアDNA(mtDNA)コピー数の減少を抑制し、生存心筋の病的肥大を抑制し、生存率を改善させる。しかし、有効なmtDNAコピー数を増加させる方法は確立していない。我々は合成ヒトTFAM蛋白(rhTFAM)を精製し、培養心筋細胞に直接投与したところ、細胞内しかもミトコンドリアに速やかに取り込まれた。rhTFAMの投与によりmtDNAコピー数が増加し、病的心肥大の促進因子であるNFATシグナルの活性化が抑制された。さらにrhTFAMは心筋細胞肥大も抑制した。rhTFAMは、病的心筋肥大を抑制する治療薬となりうると考えられた
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (6件)
J Mol Cell Cardiol
巻: 64C ページ: 30-38
PLoS One
巻: 8 ページ: e67642
Mitochondrion
巻: 12 ページ: 449-458