研究課題
基盤研究(C)
Fut8ヘテロ欠損マウスを用いて、COPD病態とコアフコース糖鎖修飾の関連性の解析を試みた。喫煙暴露の早期からFUT8の活性低下やMMP-9の発現上昇が見られた。ヘテロ欠損マウスの肺気腫変化は野生型より早く呈すことを見出した。糖鎖修飾の異常がTGF-β1-Smad2シグナル伝達経路に損傷を来した事がわかった。ヒトの症例においてFUT8活性は低い程、呼吸機能を示す一秒率の年間減少率が大きくなり、増悪の頻度も高くなることがわかった。FUT8は肺気腫発症の感受性因子であることが明らかになった。
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