研究課題
基盤研究(C)
緑膿菌の線毛蛋白やそのペプチドで刺激して得られた成熟樹状細胞とマウスの幼若なT細胞を混合培養した。精製線毛蛋白の刺激によって培養上清中のサイトカインの産生量は陰性コントロールと比べて上昇し、 幼若T細胞から成熟T細胞への分化がみられた。一方、ペプチドによる効果は線毛蛋白よりは弱かった。この結果は、線毛蛋白や弱いけれどもペプチドによる獲得免疫が樹状細胞を介して成立することを示唆している。今後、本研究では明らかにできなかった線毛蛋白あるいはペプチド刺激樹状細胞のマウスへの移入効果実験を行い、宿主におけるワクチン効果の検証を行っていく予定である。
すべて 2013 2012 2011
すべて 学会発表 (4件)