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2013 年度 実施状況報告書

PAR-2制御によるIPF急性増悪新規治療法の探究

研究課題

研究課題/領域番号 23591159
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

鈴木 朋子  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (10400342)

キーワード肺線維症急性増悪
研究概要

本実験の目的は、特発性肺線維症(IPF)の急性増悪のメカニズムを追求し、肺保護作用があると考えられるPAR-2レセプターをターゲットとしたIPF急性増悪の新規治療法を探求することであった。
H25年度では、これまでに確認した、肺胞上皮細胞におけるPAR-2の活性化がTGF-betaの発現を増加させ、EMTを促進させる現象を、PAR-2アンタゴニストが抑制するかどうかを調べた。PAR-2阻害ペプチドを合成し、この阻害ペプチドでPAR-2の機能が抑制されることを細胞内カルシウム濃度の変化で確認した。その条件下でTGF-betaの発現をみたところ、A549細胞、Calu-3細胞共に発現は抑制された。EMTについては、E-cadherin、Vimentinに着目したが、PAR-2阻害ペプチド処理により、PAR-2アゴニストによるE-cadherinの減少と、Vimentiの増加は抑制されていた。
以上により細胞レベルの実験では、PAR-2が肺の線維化に強くかかわる可能性が示唆された。

現在までの達成度
現在までの達成度

4: 遅れている

理由

H24年度からの遅れに引き続き、H25年度も細胞レベルでの実験を行った。
遅れの最大の原因は、研究者が人事異動により会津医療センターに異動したことにある。当センターは新設機関であり、実験室の立上に4-5カ月を要した。
本年度は、前年度からの課題であったPAR-2阻害ペプチドがワークすることも確認でき、データを残すことができたが、nを増やし、十分なデータの蓄積までには至らなかった。

今後の研究の推進方策

上記の理由で、予算上未使用額が発生したため、延長届を提出し受理いただいた。
PAR-2阻害実験を継続するためにあて、まずは細胞レベルでの実験を終了し論文化する予定である。
当初の研究目的であった、動物実験等に関しては、H26年度基盤C「PAR-2アンタゴニストは肺線維症急性増悪の新規治療薬になりうるか」での交付決定いただいたおかげで、実験継続が可能となっている。

次年度の研究費の使用計画

前述のとおり、研究者自身の人事異動により実験が大幅に遅れたため、未使用額が発生した。
延長届を提出し受理されている。
PAR-2阻害薬を用いた抑制実験のデータを蓄積するため、培養細胞の購入や、各種EMTに関する抗体の購入に充てる予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 間質性肺炎におけるPAR-2の役割について2014

    • 著者名/発表者名
      鈴木朋子
    • 学会等名
      日本呼吸器学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20140425-20140427
  • [学会発表] PAR-2 agonists induce TGF-beta and EMT leading to lung fibrosis.2013

    • 著者名/発表者名
      Tomoko Suzuki
    • 学会等名
      European Respiratory Society
    • 発表場所
      Barcelona, Spain
    • 年月日
      20130907-20130911

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公開日: 2015-05-28  

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