研究課題
悪性中皮腫はアスベスト曝露数十年後に発症する予後不良の悪性疾患である。しかしながら現在、臨床上有用なマーカーに乏しく、その開発は急務を要する。今回の研究で、悪性中皮腫患者の血清Ang-1, thioredoxin-1やHMGB1値は、アスベスト・石綿曝露はあるが中皮腫を発症していない者や肺癌患者と比べて有意に高値であること、また診断時において高値の悪性中皮腫患者は予後不良であることを、カプランマイヤー法で実証した。この研究結果は、これらのマーカーが臨床において有用であることを示唆する。
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