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2013 年度 実績報告書

糖尿病性腎症の発症に関わるマイクロRNAの同定とその機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 23591177
研究機関秋田大学

研究代表者

藤田 浩樹  秋田大学, 医学部, 講師 (30333933)

研究分担者 山田 祐一郎  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60283610)
キーワード糖尿病性腎症 / マイクロRNA
研究概要

マイクロRNA (miRNA) は、18~25塩基長の小さな一本鎖RNAであり、それ自身はタンパク質をコードしないノンコーディングRNAである。miRNAの標的はmiRNA自身と塩基配列相補性を示すmessenger RNA (mRNA)であり、その分解を導くか、またはタンパクへの翻訳を阻害することにより、標的遺伝子の発現を抑制するように働いているものと考えられている。糖尿病性腎症(以下、腎症)の病態におけるmiRNAの役割について解明するため、我々は腎症への感受性の異なる2種類のAkita糖尿病マウスC57BL/6-AkitaとKK/Ta-Akitaの腎糸球体RNAを用いてマイクロアレイ解析を行った。腎症抵抗性C57BL/6-Akitaに比して、進行性腎症を発症するKK/Ta-Akitaで発現増加がみられた数個のmiRNA群に関する過剰発現実験を腎症抵抗性C57BL/6-Akitaに試みたが、有意な腎病変の変化は観察されなかった。このため、上記2種類のAkita糖尿病マウスからの腎糸球体RNAを用いたマイクロアレイ解析を再試行し、miRNAの発現増加に加えて発現減少の違いを示す詳細なmiRNA発現プロファイルを作製した。2種類のAkita糖尿病マウス間でかなりのmiRNAの発現パターンの違いが観察され、このプロファイルに基づいて、引き続きmiRNAの機能解析を行っていく予定である。

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公開日: 2015-05-28  

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