研究課題
基盤研究(C)
慢性腎臓病(CKD)は末期腎不全・心血管疾患の危険因子である。本研究では、内在性血管新生制御因子Vasohibin-1のCKDの病態における機能的解析を行った。Vasohibin-1欠損マウスにおいて野生型マウスに比して、糖尿病性腎症、尿細管間質病変、急性腎障害が増悪した。CKD患者にて、腎組織でのVasohibin-1発現は半月体形成、間質炎症細胞浸潤と相関し、血・尿中Vasohibin-1濃度高値群では、将来的な腎機能低下進展のリスクが増加した。内因性Vasohibin-1のCKD病態における腎保護的効果並びに新規バイオマーカーとしての可能性が示唆された。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (2件) 図書 (1件) 産業財産権 (2件) (うち外国 2件)
J. Biol. Chem.
巻: 288巻 ページ: 19238-19249
10.1074/jbc.M113.451054
Am J Physiol-Renal Physiol
巻: 303巻 ページ: F1264-1274
10.1152/ajprenal.00227.2012
巻: 302巻 ページ: F1616-1629
10.1152/ajprenal.00538.2011
巻: 300巻 ページ: F873-886
10.1152/ajprenal.00503.2010
Acta Medica Okayama
巻: (In press)