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2013 年度 実績報告書

エピジェネティック制御からみた食塩感受性高血圧のメカニズムと診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23591213
研究機関東京大学

研究代表者

下澤 達雄  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90231365)

キーワードアルドステロン / 食塩感受性 / マイクロRNA
研究概要

昨年までの検討でmiR29aの低下がmineralocorticoid受容体活性化を介して腎障害を引き起こす可能性を明らかにした。本年はさらにmiR29aの局在の検討とmiR29aの補充による腎障害軽減およびmineralocorticoid受容体を介した食塩感受性高血圧の発症に与える影響を検討した。
内在性miR29aの存在はreal timePCRにて確認されていたが、腎臓内での局在を検討するためにin situ hybridizationを試みた。しかし、培養細胞では結果を得ることができるものの組織ではクロスリンクが不安定で一定した結果を得ることができなかった。
一方、マトリゲルを用いたmir29aの導入を行い、GFPを結合させたmiR29aにより導入したmiR29aが尿細管に存在することが確認できた。またmir29aの導入により腎臓障害が抑制されることを病理標本で確認した。
さらにmiR29aの導入により食塩負荷時の血圧上昇が抑制されることが確認できたが、ミネラロコルチコイド受容体を介した作用であるか、腎障害が改善された結果であるかの確証を得るに至らなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 高血圧と臓器障害の病因解明と診断法開発2013

    • 著者名/発表者名
      下澤達雄
    • 雑誌名

      臨床病理

      巻: 61 ページ: 263-270

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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