超高齢者の野菜摂取量が認知機能および血管内皮前駆細胞数,脳萎縮に及ぼす相関性を評俑する目的に平成23年度は80才以上の地域往民を対象に研究参加者のリクルート,同意取得を行い,計194名の同意取得ができた。平成23年度から24年度にかけて身体計測,採血などの検診,面接調査(認知機能評俑など),食生活調査(野菜摂取量など)および希望者でかつ禁忌事項のない対象者に対し頭部MRIの撮影を行い,完丁した.その内,頭部MRIを撮影できた参加者に更に詳細な評価を行うために追加で認知機能検査を実施した。 平成25年度は解析結果から高齢者における認知機能のスクリーニング方法とMRIで評価した脳萎縮の関係を検討した課題で第54回日本神経学会総会で発表した。また,栄養素調査から血中脂肪酸分画と認知機能の関係を明らかにした(平成26年5月学会発表予定)。経過を評価できた高齢者の検診開始時のAnkle-Brachial indexから動脈硬化の程度は将来の認知機能低下と関連することを確認し,国際学会(欧州高血圧学会,2014年6月アテネ)で発表予定である。
|