研究課題
1)マクロファージ特異的COX-2-Tg-apoE-KOマウスの作成(in vivo)ヒトSR-Aプロモーターをその上流に持つ発現ベクターを用い、そのプロモーター部位の下流にヒトCOX-2遺伝子を組み込んだ発現ベクター(pSR-A-COX-2)を構築したうえで、マクロファージ特異的COX-2-Tgマウスの作成を申請者の所属する大学の専門施設(熊本大学 生命資源研究・支援センター 動物資源開発研究部門)に依頼した。得られたキメラマウスの尾部より回収したDNAを鋳型とし、ヒトSR-AプロモーターとヒトCOX-2遺伝子に相同するプライマーを数種作成、これらプライマーを用いて導入遺伝子の存在をPCRで確認したところ、全てのラインで目的とするbase pairの複製DNAを確認できたが、negative controlに用いたC57/bl6マウスのDNAからも同様の複製DNAが得られたため、プライマーペアの数を増やし、再度確認を行った。しかし20種以上の組み合わせを施行したが、やはりnegative controlでのDNA複製が全てのプライマーペアで確認されたため、マクロファージ特異的COX-2-Tg-apoE-KOマウスの作成が確認できていない。鋳型となるDNAのコンタミネーションではないことは確認できたが、特異性の確認ができていないことから、現在得られた複製DNAのシークエンスを行い、複製DNAの特異性を確認中である。またPCRでの確認作業を断念し、サザンブロットでの確認を行うための、特異的プローブの作成中である。
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)
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