研究課題
基盤研究(C)
FOSは、細胞ストレスに伴う翻訳停止時に速やかに発現増加する早期反応遺伝子である。骨髄異形成症候群(MDS)患者の好中球における翻訳停止時のFOS mRNA増加率は、健常好中球の約半分にとどまり、FOS誘導過程の異常が示唆された。このFOS mRNA誘導不全は、FOS mRNAの合成能低下ではなく、FOS mRNAの不十分な安定化(=分解の抑制)によるものだった。一部の患者ではFOS mRNAを安定化するHuR蛋白が減少し、2/3の症例でFOS mRNAに結合する二つのmicroRNAの増加が検出された。HuR 及びmicroRNAの異常発現がFOS mRNA安定化不全の一因と考えられた。
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