本研究においては、中枢および末梢神経組織に豊富なNeuron specific beta3 Tublin抗体を用いてマウス骨髄内神経組織の可視化を行い成功した。しかし、組織の密度は血管に比して予測よりも極度に少なく、神経ネットワーク網を形成するには十分では無いと考えられた。また、β2およびβ3アドレナリンを介した造血細胞/血液細胞への交感神経支配の影響を検証を行った結果、ほぼ全ての血球細胞が定常状態ではアドレナリンに対するレセプターを発現しておらず、β刺激薬による刺激を行った後に解析を行うも、刺激前と同様にレセプターの発現を認めず、アドレナリンの影響下にはない事が明らかとなった。
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