研究課題
基盤研究(C)
同種造血細胞移植後の閉塞性細気管支炎(BOS)の早期診断を目的としたバイオマーカーの探索を行った。対象は非感染性肺合併症に拡大した。検体として血清、気管支肺胞洗浄液、呼気濃縮液を用い、サイトカイン、ケモカイン、増殖因子を含む27種類を網羅的に検討した。最終的に計27名、計72ポイントの検体保存を収集、保存した。その中からBOS1例を含む計5例の移植後非感染性肺合併症患者の経時的に収集した検体を抽出しアッセイに用いた。現在解析途中であるが、血清MIP-1α、MIP-1β、TNF-αなどが有用なバイオマーカーとして使用できる可能性が示唆された。今後、症例数を増やして再現性を検討する予定である。
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巻: 20(2) ページ: 183-91
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10.1186/2193-1801-3-3