研究課題/領域番号 |
23591440
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 広島大学 (2012-2013) 長崎大学 (2011) |
研究代表者 |
山崎 聡士 広島大学, 大学病院, 病院助教 (30367388)
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研究分担者 |
杉山 英二 広島大学, 病院, 教授 (70179167)
川上 純 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (90325639)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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キーワード | リウマチ学 / マイクロRNA |
研究概要 |
滑膜細胞の機能変換をもたらすサイトカインTGFで誘導されるマイクロRNA、その標的分子である分泌蛋白を同定した。この分泌タンパク質は滑膜細胞が分泌するとともに、パラクラインとして滑膜細胞に作用し、これが分泌する骨再生阻害因子を顕著に誘導することを確認した。すなわち、TGFが特有のmiRNAの発現亢進を介して、滑膜細胞が病変部位で産生している骨再生阻害因子を抑制するという経路が解明された。この結果は、関節リウマチで破壊された関節骨の再生を促進するプロセスに寄与している可能性が示唆されるとともに、これを標的とした関節骨破壊の修復を目指した治療法開発へとつながる可能性を示すものである。
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