研究課題
DO11.10 mouseに抗原を吸入させて好中球性気管支喘息を誘発するモデルマウス作りの作業に遅れをきたしたため、当初の研究計画よりも遅い進度で研究を進めて参りました。今年度は下記の3点に焦点を当てて研究を致しました。1 CoAのTh2アジュバントとしての作用機序の解明<母乳の解析>入手した母乳中のCoA濃度を測定し、CoA濃度と乳幼児期のAD発症について関連性があるかについての検討を行った。<動物モデルでの検討>母乳中のTh2アジュバントとして同定したCoAがin vivoの系でも同様の活性を有するかについての検討をAD自然発症マウスであるNC/Ngaマウス、BALB/cやSJLマウスを用いて行う。具体的にはCoAをマウスに経口もしくは経皮投与を行い、ADの発症の有無について、皮膚炎スコア、掻破行動および皮膚病理で評価。2 アトピー性皮膚炎予防の介入試験3 好中球性気管支喘息を誘発するモデルマウス作りの確立
3: やや遅れている
DO11.10 mouseに抗原を吸入させて好中球性気管支喘息を誘発するモデルマウス作りの作業に遅れをきたしたため、当初の研究計画よりも遅い進度で研究を進めていたが確認実験を重ね安定した結果を得られるようになった。次年度は、遅れを取り戻せる見込みである。
1 環境化学物質のTh2アジュバント活性に関する研究母乳中のTh2アジュバント活性の本体をCoAであると同定したのと全く同じ方法(HPLCと質量分析を利用)で、低グレードグリセリンのTh2アジュバント活性の本体を同定する。2 抗D1様ドパミン受容体抗体のマウスTh17病モデルへの効果の検証1x10e11サイズの抗体ライブラリーを用いて研究を進める。3 新しい動物モデルとしての潰瘍性大腸炎モデルと乾癬モデルの確立。
好中球性気管支喘息を誘発するモデルマウス作りの作業に遅れをきたしたため、当初の研究計画よりも遅い進度で研究を進めていた。次年度は遅れを取り戻せる見込みであるので上記に示した研究計画に沿って、試薬やモデルマウス作成に必要となる動物や機器類の購入と情報収集のための学会発表等に研究費を使用する予定である。
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