研究課題
基盤研究(C)
現在、世界中で約1億7千万人のHCVキャリアーが存在し、インターフェロンや抗ウイルス薬によりC型慢性肝炎の治療成績は向上したものの、その根治率は未だ満足のいくものではない。HCVウイルスの排除にはHCV非構造タンパクNS3に対する細胞性免疫が大きな役割を果たしていることが報告されている。今回、我々は、プロバイオティクスであるビフィズス菌の表層に、HCVのNS3タンパクのCD4およびCD8エピトープを複数含んだポリペプチドをディスプレイした新しいC型慢性肝炎経口ワクチンを作製し、マウスを用いた動物実験により、本ワクチンがNS3特異的細胞性免疫を誘導できることを確認した。
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Vaccine
巻: 32(25) ページ: 3066-74
10.1016/j.vaccine.2014.03.022
http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/research/t2014_03_20_02.html
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140320/index.html