研究課題/領域番号 |
23591480
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
中村 敦 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40285200)
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研究分担者 |
加藤 秀章 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30418868)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | Clostridium difficile / 抗菌薬関連腸炎 / タイピング / 地域ネットワーク |
研究概要 |
本研究の目的はClostridium difficile感染症(C.difficile infection: CDI)の実態を明らかにし,CDIの診断・治療法およびCDIに対する感染防止対策を確立することを目的としている.このために一施設に留まらず中部地区における多施設から広くC.difficileの特性,CDIの臨床像を集積する必要があると考えている.このため研究協力が可能な施設を選別して地域ネットワークを構築しようと試みている.現段階で5施設と調整中である.C.difficileの特性,CDIの臨床像を明らかにするためにはC. difficileのタイピングが重要となるが,一般の医療技術員や研究者はこのタイピングの技術を有していない.このため国立感染症研究所に研究協力者である臨床検査技師を派遣し,タイピング技術習得のための研修を行った.この研修は当初平成23年8月に予定したが,両施設の都合で平成24年3月へと大幅に遅延した.このため平成23年度は事務的な手続き,処理に留まらざるを得ず,本格的な研究の遂行は,次年度にずれ込むことこととなった.平成24年度はまず当院のC.difficileの分離菌株からタイピングならびにCDIの情報収集を行い,当院のC.difficileのタイピングの精度について感染症研究所と確認しながら多施設のC.difficile菌株のタイピングならびにCDIの情報収集を進めていく予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
C.difficileの特性,CDIの臨床像を明らかにするためにはC. difficileのタイピングが重要となるが,一般の医療技術員や研究者はこのタイピングの技術を有していない.このため国立感染症研究所に研究協力者である臨床検査技師を派遣し,タイピング技術習得のための研修を行った.この研修は当初平成23年8月に予定したが,両施設の都合で平成24年3月へと大幅に遅延した.このため平成23年度は事務的な手続き,処理に留まらざるを得ず,本格的な研究の遂行は,次年度にずれ込むことこととなった.
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度はまず当院のC.difficileの分離菌株からタイピングならびにCDIの情報収集を行い,当院のC.difficileのタイピングの精度について感染症研究所と確認しながら多施設のC.difficile菌株のタイピングならびにCDIの情報収集を進めていく予定である.
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次年度の研究費の使用計画 |
C.difficileのタイピングにかかる物品等の諸経費,ネットワーク構築に係る人件費,謝金,会議施設使用費ならびに研修,成績報告のための出張旅費に当てる.
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