研究課題
基盤研究(C)
視覚的な脳波判断においては、けいれん重積後の脳波から予後不良の急性脳症と予後良好な熱性けいれんやてんかんを判別するには限界があるため、急性脳症の早期診断を目的にデジタル脳波解析を行った。それぞれの疾患の急性期の脳波を解析に使用した。急性脳症の後遺症を重度から正常まで6群に分類した。1) Θ周波数帯域のパワー値は、前頭部で植物状態群が後遺症なし群と比較し有意に低値を示した。2) 前頭部―後頭部コヒーレンスは軽度―中等度群で低く、正常群では有意に高いという結果が得られた。以上から、デジタル脳波解析は急性脳症の早期診断に利用できる可能性が示唆された。
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