研究課題
基盤研究(C)
脳性麻痺の重要な原因である脳室周囲白質軟化症(PVL)について、感染機転の解明を目的として、大腸菌由来リポ多糖による新生児期敗血症のラットモデルを作成した。脳においてPVL類似の脳室周囲大脳白質に限局した病変を認め、炎症性細胞の出現とオリゴデンドロサイトの著明な減少および髄鞘化障害を認めた。これは、ヒトPVL同様の未分化なオリゴデンドロサイトの障害と結果として生じる髄鞘形成異常に合致する所見であった。さらにグラム陽性球菌敗血症モデルとして黄色ブドウ球菌についても同様の検討を行い、海馬優位の変化を認めた。感染の原因菌とそのメディエーターの種類により脳障害パターンは変化することが明らかとなった。
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