研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、アレルギー疾患発症に関わる遺伝、環境要因の相互作用を検討することである。そのため、出生前、出生後の生活環境の詳細な調査を行い、アレルギー疾患発症と関連する生活因子を抽出した。さらに、臍帯血および経過観察中の末梢血を用いてリンパ球表面マーカー、遺伝子多型の検討を行った。3歳までの追跡調査で、気管支喘息発症に関わる因子として、気管支喘息の家族歴や、かぜをひいたときにぜいぜいしたことがあるといった因子が陽性の場合が有意差をもっていることが明らかとなった。また、遺伝子多型ではADRB2(R16G)がAAタイプの場合、高率に3歳の時点で気管支喘息を発症していることが明らかとなった。
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