研究課題
基盤研究(C)
本研究ではMLL再構成陽性急性骨髄性白血病(MLLr-AML)の細胞株および患者検体を用い、MLLr-AMLに対するATRA感受性を検討した。その結果、MLL-AF9陽性細胞ではATRA感受性がある程度保たれていたが、MLL-AF4陽性細胞ではATRA抵抗性であり、その差は、RARAおよび PU.1のプロモーター領域, RUNX1のエンハンサー領域のH3K4ジメチル(H3K4me2)の程度に依存する事が明らかとなった。H3K4の脱メチル化酵素であるLSD1の阻害剤により、上記遺伝子のH3K4me2の程度が上昇し、MLL-AF4陽性細胞のATRA感受性が回復する事も明らかとなった。
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