我々は二重盲検ランダム化プラセボ比較試験により、ビタミンD(800IU/日)がプラセボと比較して小児喘息のGlobal Initiative for Asthma (GINA) を2カ月、6カ月時点で改善するか否かを検討した。日本人小児喘息89例をランダムにビタミンD群(n=54) とプラセボ群(n=35)に振り分けた。2カ月時点でGINA はビタ ミンD群でプラセボ群に比較して統計学的に有意な改善をみた (P=0.015)。結論:喘息標準治療に低用量短期間ビタミンDサプリメント投与を追加することにより小児喘息のコントロールを改善することを明らかにした。
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