研究課題
基盤研究(C)
腎生検によって診断された小児IgA腎症について治療前後の尿中アンジオテンシノーゲンを測定し、その腎病理所見との関係を検討してみたところ、治療後に腎障害の改善に相関して有意に低下していた。本研究によって尿中アンジオテンシノーゲンが腎障害の程度を示す優れたバイオマーカーであり、治療効果判定の指標となり得ると考えられた。今後、さらに研究を進めていけば尿中アンジオテンシノーゲンを測定することにより腎不全へと進展する小児難治性腎疾患患者を適切に治療し、新規透析患者を減少させることが期待できる。
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